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2025.09.15

猫背

ジムで効果的に猫背を治す方法|姿勢改善のプロが教える最短ルート

この記事を書いた人

医療国家資格者兼パーソナルトレーナー

片山 哲

保有資格

  • 柔道整復師

ボディメイクには正しい知識が欠かせません。そのため国家医療資格を取得し、自らもトレーニングを継続。ボディコンテストで2度入賞するなど実績を築きました。体が変われば人生が変わります。それを少しでも多くの方に実感していただくことが私のモットーです。

「猫背を治したいけれど、どうすれば良いか分からない」「ジムで効果的に姿勢を改善したい」とお考えではありませんか?この記事では、ジムを活用して猫背を根本から改善するための最短ルートをご紹介します。プロの指導のもと、豊富なマシンや設備を使い、あなたの猫背のタイプに合わせた最適なトレーニングメニューや、日常生活で実践できる工夫まで、具体的な方法が分かります。ジムは、正しい姿勢を手に入れるための強力な味方になります。

1. 猫背を治すためにジムに通うべき理由

猫背は見た目の問題だけでなく、肩こりや腰痛、呼吸の質の低下など、さまざまな不調を引き起こす可能性があります。ご自身で猫背を改善しようと試みても、なかなか効果が出にくいと感じている方も多いのではないでしょうか。実は、ジムでのトレーニングは猫背改善への最短ルートとなり得るのです。ここでは、なぜジムが猫背改善に効果的なのか、その理由を詳しく解説します。

1.1 プロの指導を受けられるメリット

猫背の原因は一人ひとり異なり、単純な筋力不足だけでなく、特定の筋肉の過緊張や柔軟性の低下、生活習慣などが複雑に絡み合っています。自己流のトレーニングでは、自分の猫背のタイプに合わないアプローチをしてしまい、かえって症状を悪化させるリスクもあります。

ジムには、姿勢改善に関する専門知識を持つトレーナーが常駐しています。彼らはあなたの身体の状態を詳細に評価し、猫背の原因を特定した上で、個別の状態に合わせた最適なアプローチを提案してくれます。トレーニングの際も、正しいフォームをその場で指導・修正してくれるため、効果を最大限に引き出し、効率的に猫背を改善していくことが可能です。また、モチベーションの維持や、停滞期を乗り越えるためのアドバイスも得られるでしょう。

1.2 豊富なマシンと設備を活用した効果的なトレーニング

自宅でのトレーニングでは、使用できる器具やスペースに限りがあります。しかし、ジムには猫背改善に特化した多種多様なマシンや設備が揃っています。これらの設備を効果的に活用することで、自宅では難しい部位の筋肉をピンポイントで鍛えたり、柔軟性を高めるためのストレッチを行ったりできます。

例えば、背中全体の筋肉をバランス良く鍛えるためのラットプルダウンやローイングマシン、胸の筋肉を効果的に伸ばすチェストプレスなど、特定の姿勢筋にアプローチできるマシンが豊富です。また、フリーウェイトエリアでは、ダンベルやバーベルを使ったより高度なトレーニングも可能です。さらに、マットスペースやストレッチポールなどの補助具も充実しており、全身のバランスを整え、しなやかな身体を作るためのトレーニングも行えます。

1.3 継続しやすい環境が猫背改善を後押し

猫背の改善は一朝一夕にはいきません。継続的なトレーニングと意識改革が不可欠です。自宅でのトレーニングは、ついサボってしまったり、モチベーションが維持しにくかったりすることがあります。

ジムには、トレーニングを継続しやすい環境が整っています。決まった時間にジムへ「行く」という行為自体が、習慣化を促します。また、多様なトレーニングプログラムやスタジオレッスン(ピラティスやヨガなど)が用意されているため、飽きることなく楽しみながらトレーニングを続けられます。他の利用者が熱心にトレーニングしている姿を見ることも、良い刺激となり、あなたのモチベーションを高く保つ助けとなるでしょう。清潔で快適な環境も、トレーニングの継続を後押しする重要な要素です。

ジムでの猫背改善は、自己流や自宅でのトレーニングと比較して、多くの点で優位性があります。具体的にどのような違いがあるのか、以下の表でご確認ください。

項目ジムでのトレーニング自己流・自宅トレーニング
専門的な指導姿勢改善の専門知識を持つトレーナーが、個別の身体状態を評価し、最適なプログラムと正しいフォームを指導します。自己判断やインターネットの情報に頼りがちで、誤ったフォームや不適切なトレーニングを行うリスクがあります。
豊富な設備猫背改善に特化した多様なマシンやフリーウェイト、ストレッチ補助具などが充実しており、効率的かつ多角的なアプローチが可能です。使用できる器具やスペースに限りがあり、トレーニングの幅が狭まりやすいです。
継続性「ジムに行く」という行動が習慣化を促し、多様なプログラムや他者の存在がモチベーション維持に貢献します。モチベーションの維持が難しく、中断しやすい傾向があります。
安全性トレーナーの指導のもと、適切な負荷とフォームで安全にトレーニングを進められます。正しい知識がないまま行うと、怪我のリスクが高まります。

このように、ジムは猫背を根本から改善し、理想の姿勢を手に入れるための最適な環境を提供してくれるのです。

2. あなたの猫背のタイプをチェックしよう

ご自身の猫背がどのタイプに当てはまるのかを理解することは、効果的な改善計画を立てるための第一歩です。猫背にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や改善へのアプローチが異なります。まずは、ご自身の姿勢をチェックし、最適なトレーニングを見つけるための参考にしてください。

2.1 巻き肩型猫背の特徴と改善アプローチ

巻き肩型猫背は、現代人に非常に多く見られるタイプです。ご自身に当てはまるか、以下の項目で確認してみましょう。

項目内容
主な特徴肩が体の前方に出て内側に丸まっている状態です。特に、胸の筋肉が硬く縮み、その影響で背中が丸まり、肩甲骨が外側に開いていることが多いです。腕を体の横に下ろした時に、手の甲が正面を向く傾向があります。このタイプの猫背は、呼吸が浅くなったり、首や肩の凝りを引き起こしやすくなります。
改善アプローチ硬くなった胸の筋肉を丁寧にストレッチし、同時に弱くなりがちな背中の筋肉、特に肩甲骨を内側に引き寄せる筋肉を強化することが重要です。ジムでは、胸を開くストレッチや、背中の広範囲を鍛えるトレーニングが効果的です。肩甲骨の動きを意識したエクササイズを積極的に取り入れましょう。

2.2 ストレートネック併発型猫背の注意点

猫背に加えてストレートネックを併発している場合、首への負担が大きくなりがちです。以下の特徴に心当たりはありませんか。

項目内容
主な特徴首の骨が本来持っている緩やかなS字カーブが失われ、まっすぐになっている状態を指します。猫背と併発すると、頭が体の前方へ突き出るような姿勢になり、肩や首の凝り、頭痛などを感じやすくなります。スマートフォンやパソコンの長時間使用が主な原因となることが多いです。
注意点と改善アプローチ首の負担を軽減するためには、頭の位置を常に意識し、顎を引き、耳と肩が一直線になるような正しい姿勢を保つことが大切です。硬くなった首の筋肉(胸鎖乳突筋や斜角筋など)を優しくストレッチし、首の深層にある筋肉(深層頸屈筋)を強化するエクササイズを取り入れましょう。急激な動きや無理な負荷は避け、首への負担を最小限に抑えながら慎重に進めることが重要です。

2.3 反り腰を伴う猫背の改善ポイント

猫背と同時に反り腰の傾向がある場合、腰への負担も考慮した改善が必要です。以下のポイントを確認してください。

項目内容
主な特徴背中が丸まっているにもかかわらず、腰が過度に反り、お腹が前に突き出ているように見える状態です。これは骨盤が前傾し、お腹の筋肉が弱く、股関節の前面の筋肉が硬くなっていることが原因で起こりやすいです。腰に慢性的な負担がかかり、腰痛の原因となることがあります。
改善ポイント弱くなったお腹の筋肉(特に腹横筋)を強化し、硬くなった股関節の前面の筋肉(腸腰筋など)をストレッチすることが重要です。また、お尻の筋肉や太ももの裏側(ハムストリングス)の柔軟性を高めることも、骨盤の正しい位置を保つために役立ちます。体幹を安定させるトレーニングを重点的に行い、腰への負担を軽減しながら姿勢全体を整えていきましょう。

3. ジムで猫背を治す具体的なトレーニングメニュー

ジムには、猫背改善に特化した様々なトレーニング方法があります。ここでは、マシン、フリーウェイト、そして体幹を鍛えるプログラムに分けて、それぞれの具体的なメニューと効果をご紹介します。ご自身の体力レベルや猫背のタイプに合わせて、最適なトレーニングを選びましょう。

3.1 猫背改善に効果的なマシントレーニング

マシントレーニングは、軌道が安定しているため、初心者の方でも正しいフォームで安全に筋肉を鍛えやすいというメリットがあります。特定の筋肉に集中的にアプローチできるため、猫背改善に必要な筋肉を効率的に強化できます。

3.1.1 チェストプレスで胸の筋肉をほぐす

猫背の多くは、胸の筋肉(大胸筋や小胸筋)が硬く縮こまっていることが原因の一つです。チェストプレスは主に胸の筋肉を鍛えるマシンですが、適切なフォームで行うことで、収縮した胸の筋肉をストレッチし、柔軟性を高める効果も期待できます。

トレーニングの際は、シートの高さとグリップの位置を調整し、肩甲骨をしっかりと寄せて胸を張る意識で行いましょう。息を吐きながらゆっくりと押し出し、息を吸いながら胸の筋肉が伸びるのを感じながら戻します。これにより、胸郭が開きやすくなり、丸まった肩が正しい位置に戻るのを助けます。

3.1.2 ラットプルダウンで背中を鍛える

ラットプルダウンは、背中の広範囲にある広背筋を効果的に鍛えるマシンです。広背筋を強化することで、背中全体が引き締まり、猫背で前に出てしまいがちな肩を後ろに引き戻す力が向上します。

シートに座り、太ももをパッドで固定したら、バーを握ります。肩甲骨を意識して引き下げ、肘を体の横に引き寄せるようにバーを胸元まで下ろしましょう。このとき、反動を使わず、背中の筋肉で引くことを意識してください。猫背改善には、背中の筋肉を「意識して使う」ことが非常に重要です。

3.1.3 ローイングで姿勢を整える

ローイング系のマシン(シーテッドロー、ケーブルローなど)は、背中の中心部にある僧帽筋や菱形筋といった、肩甲骨の動きに関わる筋肉を鍛えるのに非常に効果的です。これらの筋肉を強化することで、肩甲骨が正しい位置に安定し、背中が丸まるのを防ぐことができます。

グリップを握り、お腹に力を入れて体幹を安定させます。肩甲骨を内側に寄せるように意識しながら、肘を後ろに引きます。この動作により、背中の筋肉がしっかりと収縮し、姿勢を支える力が養われます。猫背改善には、背中を意識して「寄せる」動作が特に重要です。

トレーニング名主なターゲット筋肉猫背改善への具体的な効果
チェストプレス大胸筋、小胸筋硬くなった胸の筋肉の柔軟性向上、胸郭の開き、肩の位置改善
ラットプルダウン広背筋背中全体の引き締め、前傾した肩を後ろに引く力の強化
ローイング僧帽筋、菱形筋肩甲骨の安定化、背中中央部の強化、背骨の正しいアライメント維持

3.2 フリーウェイトを活用した猫背改善エクササイズ

フリーウェイトトレーニングは、マシンと異なり軌道が固定されていないため、より多くの筋肉を協調させて使う必要があります。これにより、体幹の安定性や全身のバランス感覚が養われ、日常生活での正しい姿勢を維持する能力が高まります。

3.2.1 ダンベルローイングで肩甲骨を寄せる

ダンベルローイングは、片側ずつ行うことで左右の筋肉のバランスを整えながら、背中と肩甲骨周りの筋肉を強化できるエクササイズです。特に、猫背で弱くなりがちな菱形筋や僧帽筋下部に効果的にアプローチします。

ベンチに片手と片膝をつき、もう一方の手にダンベルを持ちます。背筋をまっすぐに保ち、肩甲骨を背骨に引き寄せるように意識しながら、ダンベルを真上に引き上げます。肘を高く引き上げることがポイントです。ゆっくりと下ろし、肩甲骨の動きを最大限に引き出すことを意識しましょう。

3.2.2 バックエクステンションで背筋を強化

バックエクステンションは、主に背骨を支える脊柱起立筋群を鍛えるエクササイズです。この筋肉が弱いと、長時間の座位などで姿勢を維持することが難しくなり、猫背につながります。バックエクステンションで背筋を強化することで、姿勢をまっすぐに保つための土台を築きます。

専用のマシンを使うか、または床にうつ伏せになり、両手を頭の後ろに組むか、体の横に置きます。腰を反りすぎないよう注意しながら、背筋を使って上半身をゆっくりと持ち上げます。お尻の筋肉も意識して使うことで、腰への負担を減らし、より効果的に背筋を鍛えることができます。

3.3 体幹を鍛えるピラティスやヨガプログラム

ピラティスやヨガは、深層部の体幹筋(インナーマッスル)を強化し、柔軟性を高め、呼吸と動きを連動させることで、猫背の根本的な改善を目指すプログラムです。ジムでは専門のインストラクターによるクラスが提供されていることが多く、正しいフォームで効果的に取り組めます。

ピラティスは、骨盤の安定や脊柱の正しいアライメントに重点を置き、深呼吸と精密な動きを通じて体幹を強化します。これにより、猫背で崩れた姿勢を内側から立て直す効果が期待できます。

一方、ヨガは、様々なポーズと呼吸法を組み合わせることで、全身の柔軟性、バランス感覚、そして心の落ち着きを養います。特に、胸を開くポーズや背骨を伸ばすポーズは、猫背で硬くなった体をほぐし、自然でしなやかな姿勢へと導きます。ジムのクラスに参加することで、一人では難しいポーズもインストラクターの指導のもと安全に行え、継続的なモチベーションにもつながります。

4. 姿勢改善のプロが教えるトレーニングのコツと注意点

ジムでの猫背改善トレーニングは、ただ闇雲に行うだけでは十分な効果が得られないばかりか、かえって体に負担をかけてしまう可能性もあります。ここでは、姿勢改善のプロが実践しているトレーニングのコツと、注意すべき点について詳しく解説します。これらのポイントを押さえることで、より安全に、そして効率的に猫背を改善し、理想の姿勢へと近づくことができるでしょう。

4.1 正しいフォームが猫背改善の鍵

どのようなトレーニングにおいても、正しいフォームで行うことは最も重要な要素です。特に猫背改善のためのトレーニングでは、特定の筋肉を意識的に使い、凝り固まった部分をほぐし、弱った部分を強化する必要があります。フォームが崩れていると、本来鍛えたい筋肉に効かず、別の部位に負担がかかってしまうことがあります。

ジムには全身を映せる鏡が設置されていることが多いので、積極的に活用して自分のフォームを確認しましょう。また、パーソナルトレーナーがいる場合は、その場で直接指導を受けることで、より正確なフォームを習得できます。

猫背改善における正しいフォームのポイントを以下の表にまとめました。

ポイント具体的な意識
肩甲骨の意識常に肩甲骨を背骨に寄せるように意識し、下方へ引き下げる感覚を持つ。
胸郭の開き胸を張りすぎず、自然に胸郭が広がるように意識する。猫背で丸まった胸を開くイメージ。
腹筋の活用お腹をへこませるように腹筋に軽く力を入れ、体幹を安定させる。反り腰を防ぐためにも重要。
首の位置顎を引き、頭頂部が天井から引っ張られるような感覚で首を長く保つ。

4.2 トレーナーとの連携で最短ルートを目指す

猫背は一人ひとり異なるタイプや原因を持っています。そのため、画一的なトレーニングメニューでは、十分な効果が得られないことがあります。ジムのパーソナルトレーナーは、あなたの体の状態を正確に評価し、個別の猫背タイプに合わせた最適なトレーニングプログラムを作成してくれます。

トレーナーは、あなたのフォームを細かくチェックし、適切な負荷設定や動作の修正をリアルタイムで行ってくれます。これにより、無駄なく効果的なトレーニングが可能となり、猫背改善への最短ルートを進むことができるでしょう。また、トレーニング中の疑問や不安をその場で解消できることも大きなメリットです。

トレーナーと連携することで得られる具体的なメリットは以下の通りです。

  • 個別の姿勢評価と目標設定: あなたの猫背の原因や体の歪みを詳細に分析し、具体的な改善目標を設定します。
  • パーソナライズされたプログラム作成: あなたの体力レベルや猫背のタイプに合わせた、オーダーメイドのトレーニングメニューを提案します。
  • 正確なフォーム指導: 常にフォームをチェックし、誤った動作を修正することで、効果を最大化し怪我のリスクを低減します。
  • モチベーションの維持: 一人では挫折しがちなトレーニングも、トレーナーの励ましやサポートがあることで継続しやすくなります。
  • 進捗の管理と調整: 定期的に体の変化を確認し、トレーニング内容や負荷を適切に調整してくれます。

4.3 無理な負荷は逆効果 段階的なステップアップ

「早く猫背を治したい」という気持ちから、いきなり高負荷のトレーニングを行いたくなるかもしれませんが、これは逆効果になることがあります。筋肉や関節に過度な負担をかけると、怪我の原因となるだけでなく、体が防御反応を起こしてかえって筋肉が硬直し、猫背を悪化させてしまう可能性もあります。

トレーニングは、段階的に負荷を上げていく「漸進性過負荷の原則」に基づいて行うことが重要です。まずは軽い負荷で正しいフォームを習得することに集中し、体が慣れてきたら徐々に回数やセット数、重量を増やしていくようにしましょう。自分の体の声に耳を傾け、痛みを感じたらすぐに中止し、無理なく続けることが何よりも大切です。

トレーニングにおける段階的なステップアップの例と注意点を以下に示します。

ステップ内容と注意点
ステップ1: 基礎固め軽い負荷で正しいフォームを徹底します。回数は多めに設定し、筋肉の感覚を掴むことに集中します。痛みや違和感がないか常に確認しましょう。
ステップ2: 負荷の漸増フォームが安定したら、徐々に負荷(重量、回数、セット数)を増やしていきます。一気に上げず、少しずつ挑戦する姿勢が大切です。
ステップ3: バリエーション追加同じ部位でも、異なる種目や角度のトレーニングを取り入れることで、多角的に筋肉を刺激し、停滞を防ぎます。
注意点1: ウォーミングアップとクールダウントレーニング前には必ずウォーミングアップで体を温め、後にはクールダウンで筋肉を伸ばしましょう。怪我の予防と疲労回復に繋がります。
注意点2: 十分な休息筋肉はトレーニング中に破壊され、休息中に修復・成長します。毎日同じ部位を鍛えるのではなく、適切な休息日を設けることが重要です。

5. ジムでの猫背改善を加速させる日常生活の工夫

ジムでのトレーニングは猫背改善に非常に効果的ですが、日々の生活習慣が猫背の根本原因となっていることが少なくありません。せっかくジムで正しい姿勢を学んだり、必要な筋肉を鍛えたりしても、日常生活で悪い姿勢を続けてしまっては、その効果を十分に引き出すことができません。

ここでは、ジムでの努力を無駄にせず、猫背改善をさらに加速させるための具体的な日常生活の工夫をご紹介します。これらのポイントを意識して実践することで、より早く、より確実に理想の姿勢を手に入れることができるでしょう。

5.1 デスクワーク中の正しい座り方

長時間にわたるデスクワークは、猫背を引き起こす大きな要因の一つです。正しい座り方を意識するだけで、首や肩、背中への負担を大きく軽減し、猫背の改善をサポートできます。

以下のポイントを参考に、ご自身のデスク環境を見直してみましょう。

項目正しい座り方のポイント
椅子の座り方深く腰掛け、背もたれに背中全体を預けるように座ります。お尻が椅子の奥までしっかり届いているか確認してください。背もたれが腰の自然なカーブをサポートするものが理想的です。
足の位置両足の裏が床にしっかりとつくようにします。もし床に足がつかない場合は、フットレストや台を活用し、膝が股関節よりも少し高い位置になるように調整してください。足首が90度になるのが目安です。
モニターの位置モニターの高さは、目線が画面の上から3分の1程度の位置に来るように調整します。モニターとの距離は、腕を伸ばして指先が画面に触れる程度が適切です。これにより、首が前に突き出す「ストレートネック」の予防にもつながります。
キーボード・マウスキーボードとマウスは、肘が約90度に曲がる位置に置きます。肩に力が入らないよう、リラックスした状態で操作できるのが理想です。手首が反りすぎないように注意してください。
休憩どんなに正しい姿勢で座っていても、長時間同じ姿勢を続けるのは良くありません。1時間に一度は立ち上がって体を動かしたり、軽いストレッチを行ったりして、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐしましょう。

5.2 スマホ使用時の姿勢改善

スマートフォンの普及により、多くの方が「スマホ首」と呼ばれる首が前に突き出た姿勢になりがちです。この姿勢は、首や肩に大きな負担をかけ、猫背を悪化させる原因となります。

スマホを使用する際の姿勢を意識的に改善することで、猫背の予防と改善に繋がります。

  • スマホを目線の高さまで持ち上げる
    スマホを見る際は、首を下に曲げるのではなく、スマホを顔の高さまで持ち上げるように意識してください。これにより、首への負担が大幅に軽減されます。両手で持つか、机に置いてスタンドを使用するのも良い方法です。
  • 休憩をこまめにとる
    長時間スマホを使い続けると、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。15~20分に一度は休憩を挟み、首をゆっくりと回したり、肩を大きく回したりして、筋肉をほぐしましょう。
  • 歩きスマホを避ける
    歩きながらスマホを操作すると、視線が下がり、体が前のめりになりやすいため、姿勢が崩れやすくなります。安全のためにも、姿勢のためにも、歩きスマホは避けるようにしてください。

5.3 睡眠環境の見直し

一日の約3分の1を占める睡眠時間も、猫背の改善に大きく影響します。寝ている間に体の歪みがリセットされることもあれば、逆に悪い寝具や寝姿勢が猫背を助長してしまうこともあります。

快適な睡眠環境を整えることで、猫背改善の効果を高めましょう。

項目睡眠環境の改善ポイント
枕の選び方枕は、仰向けに寝たときに首の自然なカーブを保ち、横向きに寝たときに頭と体の軸が一直線になる高さのものを選びましょう。高すぎず低すぎず、適度な硬さがあるものが理想的です。枕の素材や形状も、ご自身の寝姿勢や好みに合わせて選ぶことが大切です。
マットレスの選び方マットレスは、体圧を均等に分散し、体のS字カーブを自然に支えるものが良いとされています。柔らかすぎると体が沈み込みすぎて姿勢が崩れ、硬すぎると特定の部位に負担がかかります。実際に寝転がって、ご自身の体に合ったものを選ぶことをおすすめします。
寝る姿勢一般的には、仰向けで寝るのが最も理想的な姿勢とされています。この際、膝の下に薄いクッションを置くと、腰への負担を軽減できます。横向きで寝る場合は、膝の間にクッションを挟むと骨盤の歪みを防ぎやすくなります。うつ伏せ寝は首や腰に負担がかかりやすいため、できるだけ避けるようにしましょう。
寝返り寝返りは、体の特定部位への負担を軽減し、血行を促進するために非常に重要です。スムーズな寝返りが打てるように、十分なスペースを確保し、寝具が寝返りを妨げないか確認してください。

6. まとめ

ジムでの猫背改善は、専門的な知識を持つトレーナーの指導のもと、豊富なマシンと設備を活用することで、非常に効果的かつ安全に進められます。ご自身の猫背タイプ(巻き肩、ストレートネック併発、反り腰伴うなど)を理解し、チェストプレスやラットプルダウンなどのマシントレーニング、ダンベルローイングなどのフリーウェイト、そしてピラティスやヨガで体幹を鍛えることが、理想の姿勢への最短ルートです。正しいフォームと段階的なステップアップを心がけ、日常生活の姿勢にも意識を向けることで、猫背は必ず改善できます。何かお困りごとがありましたらお問い合わせください。

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