ダイエット停滞期をジムで突破!プロが教える効果的な筋トレメニューと食事法 | HARE GYM(ハレジム)

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2025.10.13

ダイエット

ダイエット停滞期をジムで突破!プロが教える効果的な筋トレメニューと食事法

この記事を書いた人

医療国家資格者兼パーソナルトレーナー

片山 哲

保有資格

  • 柔道整復師

ボディメイクには正しい知識が欠かせません。そのため国家医療資格を取得し、自らもトレーニングを継続。ボディコンテストで2度入賞するなど実績を築きました。体が変われば人生が変わります。それを少しでも多くの方に実感していただくことが私のモットーです。

ダイエット中に訪れる「停滞期」は、多くの方が経験する壁です。この記事では、なぜ停滞期が起こるのか、そのメカニズムを解き明かし、ジムを活用して効果的に乗り越えるための具体的な方法をご紹介します。停滞期を打破するには、ジムでの適切な筋力トレーニングと有酸素運動の組み合わせ、そしてPFCバランスを見直した食事法が不可欠です。これらのアプローチを実践することで、停滞期を突破し、理想の体へと着実に近づけるでしょう。

1. ダイエット停滞期とは?その原因とジムが有効な理由

ダイエットを続けていると、ある時期から体重の減少が止まってしまうことがあります。これが「ダイエット停滞期」と呼ばれる状態です。多くの人が経験するこの期間は、決してダイエットの失敗ではありません。むしろ、体が新しい状態に適応しようとする自然な反応なのです。しかし、停滞期が長引くとモチベーションの維持が難しくなり、ダイエットを諦めてしまう原因にもなりかねません。

この章では、なぜ停滞期が起こるのか、その体のメカニズムを詳しく解説し、そして停滞期を乗り越えるためにジムでのトレーニングがなぜ有効なのかを具体的にご説明いたします。

1.1 ダイエット停滞期に陥る体のメカニズム

私たちの体には、常に一定の状態を保とうとする素晴らしい機能が備わっています。これを「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と呼びます。ダイエットによって摂取カロリーが減り、体重が減少すると、体は「飢餓状態に陥っている」と判断し、生命維持のために様々な防御反応を起こします。

主なメカニズムは以下の通りです。

メカニズム体の反応ダイエットへの影響
ホメオスタシス(恒常性維持機能)体が現状を維持しようと働き、エネルギー消費を抑えようとします。摂取カロリーを減らしても、消費カロリーも減少するため、体重が減りにくくなります。
基礎代謝の低下体重が減ると、体を維持するために必要なエネルギー量も自然と減少します。特に筋肉量が減ると、基礎代謝はさらに低下します。安静時に消費されるカロリーが減るため、痩せにくい体質になります。
レプチン抵抗性脂肪細胞から分泌される食欲抑制ホルモン「レプチン」の感受性が低下し、脳に満腹感が伝わりにくくなります。食欲が抑えられにくくなり、無意識のうちに食事量が増えてしまう可能性があります。

これらのメカニズムにより、体がダイエット前の状態に戻ろうとするため、一時的に体重減少が止まるのです。しかし、これは体が順応している証拠でもありますので、適切な対策を講じることで必ず乗り越えられます。

1.2 ジムがダイエット停滞期突破に効果的な理由

ダイエット停滞期を乗り越える上で、ジムでのトレーニングは非常に有効な手段となります。自宅での運動だけでは難しい、専門的なアプローチが可能になるからです。

ジムが停滞期突破に効果的な主な理由は以下の通りです。

  • 多様なトレーニング機器の利用: 自宅では難しい、全身を効率よく鍛えるためのマシンやフリーウェイトが豊富に揃っています。これにより、特定の筋肉群をターゲットにした効果的な筋力トレーニングが可能です。
  • 適切な負荷設定とフォームの習得: 専門的な機器を使用することで、ご自身の体力レベルに合わせた適切な負荷を設定できます。また、正しいフォームでトレーニングを行うことで、怪我のリスクを減らし、効果を最大限に引き出すことができます。
  • 基礎代謝の向上: 筋力トレーニングによって筋肉量が増加すると、安静時に消費されるエネルギー量である基礎代謝が向上します。これは停滞期打破の鍵となります。
  • 消費カロリーの増加: 筋力トレーニング自体がカロリーを消費するだけでなく、運動後も体がカロリーを消費し続ける「EPOC(運動後過剰酸素消費量)」という現象が起こります。
  • モチベーションの維持: ジムという環境に身を置くことで、トレーニングへの集中力が高まり、他の利用者からの刺激も受けてモチベーションを維持しやすくなります。

これらの要素が複合的に作用することで、停滞期で停滞していた体の変化を再び促し、ダイエットを成功へと導くことができるのです。

1.2.1 基礎代謝向上と消費カロリー増加の仕組み

ジムでの筋力トレーニングが停滞期突破に貢献する最大の理由の一つが、基礎代謝の向上とそれに伴う消費カロリーの増加です。

基礎代謝とは、私たちが生きるために最低限必要なエネルギーのことで、呼吸や体温維持、内臓の活動などに使われます。この基礎代謝のうち、約20%は筋肉によって消費されていると言われています。

  • 筋肉量と基礎代謝の関係: 筋肉は脂肪組織よりも多くのエネルギーを消費する組織です。そのため、筋力トレーニングによって筋肉量が増えれば増えるほど、基礎代謝も向上し、安静時に消費されるカロリーが増加します。これにより、日常生活を送っているだけでも、より多くのカロリーを消費できる体へと変化していくのです。
  • EPOC(運動後過剰酸素消費量): 筋力トレーニングのような高強度の運動を行うと、運動中だけでなく、運動が終わった後も体が酸素を消費し続ける状態がしばらく続きます。これを「EPOC(運動後過剰酸素消費量)」と呼びます。EPOC中は、体が運動で使われたエネルギーを回復させたり、損傷した筋肉組織を修復したりするために、通常よりも多くのカロリーを消費します。つまり、ジムでの筋トレは、運動している時間だけでなく、その後の時間もカロリー消費を促してくれるため、効率的に消費カロリーを増やすことができるのです。

このように、ジムでの筋力トレーニングは、筋肉量を増やして基礎代謝を高めるだけでなく、運動後のカロリー消費も促進することで、停滞期に陥った体の代謝を活性化させ、再び体重減少へと導く強力な手段となります。

2. ジムで実践!ダイエット停滞期を突破する効果的な筋トレメニュー

ダイエット停滞期を乗り越えるためには、これまでの運動習慣を見直し、筋肉に新たな刺激を与える筋トレが非常に効果的です。ジムの設備を活用することで、自宅では難しい高負荷なトレーニングが可能になり、基礎代謝の向上と消費カロリーの増加を効率的に図ることができます。

2.1 筋トレで停滞期を乗り越える基本原則

停滞期を突破するための筋トレには、いくつかの重要な原則があります。最も大切なのは、筋肉が現状に慣れてしまわないよう、常に「漸進性過負荷の原則」を意識することです。これは、トレーニングの負荷を徐々に上げていくという考え方です。

  • 負荷の調整: 今までと同じ重量や回数では、筋肉が成長しにくくなります。少し重い重量に挑戦したり、回数を増やしたり、セット数を増やすなどして、筋肉に新たな刺激を与えましょう。
  • トレーニング頻度と休息: 筋肉はトレーニング中に傷つき、休息中に修復・成長します。適切な頻度でトレーニングを行い、十分な休息を取ることで、効率的な筋肥大を促します。
  • フォームの正確性: どんなに重い重量を扱っても、フォームが崩れていては狙った筋肉に効かせることができません。怪我のリスクも高まるため、常に正しいフォームを意識し、必要であれば重量を下げてでも正確な動作を心がけてください。
  • 全身のバランス: 特定の部位ばかり鍛えるのではなく、全身の筋肉をバランス良く鍛えることで、全体の基礎代謝を効率良く高め、停滞期突破に繋がります。

2.2 初心者向け全身筋トレメニュー例

筋トレ初心者の方や、これまであまり運動経験がない方は、まず全身をバランス良く鍛えるメニューから始めることをおすすめします。全身運動は一度に多くの筋肉を動かすため、消費カロリーが高く、基礎代謝向上にも繋がりやすいです。週に2〜3回程度の頻度で、各エクササイズを10〜15回できる重量で3セットを目安に行いましょう。

2.2.1 スクワットで下半身を強化

スクワットは「キング・オブ・エクササイズ」とも呼ばれるほど、下半身全体を効率良く鍛えることができる種目です。太ももの大腿四頭筋、ハムストリングス、そしてお尻の大臀筋など、大きな筋肉群を刺激し、基礎代謝向上に大きく貢献します。

  • 動作のポイント: 足を肩幅に開き、つま先をやや外側に向けて立ちます。背筋を伸ばしたまま、椅子に座るようにお尻を後ろに引きながら深くしゃがみ込みます。膝がつま先よりも前に出すぎないように意識し、太ももが床と平行になるくらいまで下ろすことを目標にしましょう。
  • 注意点: 膝を痛めないよう、膝とつま先の向きを揃え、常に腹筋に力を入れて体幹を安定させることが重要です。

2.2.2 ベンチプレスで上半身を鍛える

ベンチプレスは、胸の大胸筋、肩の三角筋、腕の三頭筋を主に鍛えることができる上半身の代表的な種目です。ジムでは専用のベンチとバーベルを使用しますが、マシン(チェストプレス)やダンベルでも同様の効果が期待できます。

  • 動作のポイント: ベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せて胸を張ります。バーベルを握る手幅は、肘が90度になるくらいが目安です。ゆっくりとバーベルを胸の少し上まで下ろし、胸の筋肉を意識しながら押し上げます。
  • 注意点: 肩を痛めないよう、肩甲骨をしっかりと寄せ、常に胸の筋肉でバーベルを押し上げる意識を持つことが大切です。

2.2.3 ラットプルダウンで背中を広げる

ラットプルダウンは、背中の広背筋を中心に、上腕二頭筋も鍛えることができる種目です。背中の筋肉は体の中でも大きな筋肉群であり、鍛えることで基礎代謝が向上し、引き締まった逆三角形のボディラインを作る効果も期待できます。

  • 動作のポイント: マシンに座り、バーを肩幅よりも少し広めに握ります。胸を張り、肩甲骨を寄せるように意識しながらバーを鎖骨あたりまで引き下げます。ゆっくりと元の位置に戻し、広背筋の伸びを感じましょう。
  • 注意点: 腕の力だけで引くのではなく、背中の筋肉を使って引くことを意識してください。体を反らしすぎないように注意しましょう。

2.3 中級者向け分割筋トレメニュー例

筋トレに慣れてきた中級者の方は、トレーニングの強度と量をさらに高めるために「分割法」を取り入れることをおすすめします。分割法とは、全身をいくつかの部位に分け、異なる日にそれぞれの部位を集中して鍛える方法です。これにより、各部位に十分な刺激を与えつつ、休息も確保できます。週に3〜4回程度の頻度で、各エクササイズを8〜12回できる重量で3〜4セットを目安に行いましょう。

以下に、一般的な分割法の例を示します。

曜日トレーニング部位主なエクササイズ例
月曜日脚と肩スクワット、レッグプレス、ランジ、ショルダープレス、サイドレイズ
火曜日休息
水曜日胸と三頭筋ベンチプレス、ダンベルフライ、インクラインプレス、フレンチプレス、トライセプスエクステンション
木曜日休息
金曜日背中と二頭筋ラットプルダウン、デッドリフト、ベントオーバーロウ、チンニング、アームカール
土・日曜日休息または軽めの有酸素運動

2.3.1 脚と肩のトレーニング

脚は体の中で最も大きな筋肉群が集まる部位であり、集中的に鍛えることで基礎代謝を大きく引き上げ、脂肪燃焼を促進します。肩の筋肉も鍛えることで、上半身のバランスが整い、引き締まった印象を与えます。

  • 脚の主なエクササイズ: スクワット(バーベルまたはスミスマシン)、レッグプレス、ランジ、レッグエクステンション、レッグカールなど。
  • 肩の主なエクササイズ: ショルダープレス(ダンベルまたはバーベル)、サイドレイズ、フロントレイズなど。

2.3.2 胸と三頭筋のトレーニング

胸と三頭筋は、「押す」動作に関わる筋肉として連携して働きます。これらの部位を同じ日に鍛えることで、相乗効果が期待でき、効率的な筋力アップと筋肥大に繋がります。

  • 胸の主なエクササイズ: ベンチプレス(バーベルまたはダンベル)、インクラインプレス、ダンベルフライ、チェストプレス(マシン)など。
  • 三頭筋の主なエクササイズ: フレンチプレス、トライセプスエクステンション、ディップス(アシストマシン可)、ケーブルプッシュダウンなど。

2.3.3 背中と二頭筋のトレーニング

背中と二頭筋は、「引く」動作に関わる筋肉として密接に関連しています。背中の広背筋を鍛えることで逆三角形のシルエットが作られ、二頭筋も同時に鍛えることで腕全体のバランスが整います。

  • 背中の主なエクササイズ: ラットプルダウン、デッドリフト、ベントオーバーロウ、シーテッドロウ、チンニング(アシストマシン可)など。
  • 二頭筋の主なエクササイズ: バーベルカール、ダンベルカール、ハンマーカール、プリチャーカールなど。

2.4 有酸素運動との組み合わせ方

ダイエット停滞期を突破するためには、筋トレだけでなく有酸素運動も効果的に取り入れることが重要です。特に、筋トレ後に有酸素運動を行うことで、脂肪燃焼効果が最大化されると言われています。

  • 筋トレ後の有酸素運動: 筋トレによって体内の糖質が消費された後、有酸素運動を行うと、より効率的に脂肪をエネルギーとして利用しやすくなります。
  • 適切な時間と強度: 20分から40分程度の時間で、軽く息が上がる程度の「中強度」の有酸素運動がおすすめです。ウォーキング、ジョギング、エアロバイク、エリプティカルなどの種目を選びましょう。
  • やりすぎに注意: 有酸素運動のやりすぎは、筋肉の分解を招く可能性もあります。過度な長時間運動は避け、筋トレとバランス良く組み合わせることが大切です。

3. プロが教えるダイエット停滞期を打破する食事法

ダイエットの停滞期は、体が今の食事内容に慣れてしまい、消費カロリーと摂取カロリーのバランスが均衡している状態である可能性が高いです。この時期を乗り越えるためには、食事内容を戦略的に見直し、体に新たな刺激を与えることが重要になります。

3.1 停滞期中のPFCバランス見直し術

PFCバランスとは、食事から摂取する三大栄養素であるタンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の摂取比率のことです。停滞期には、このPFCバランスを再評価し、必要に応じて調整することが突破の鍵となります。

一般的に、ダイエット中はタンパク質の摂取量を増やし、筋肉量の維持や増加をサポートすることが推奨されます。また、質の良い脂質を適量摂り、炭水化物は血糖値の急上昇を抑える低GI食品を選ぶことが大切です。

停滞期に陥った場合、現在のPFCバランスを見直し、以下のような目安を参考に調整してみてください。ただし、個人の活動量や体組成によって最適な比率は異なりますので、ご自身の体に合わせた調整が必要です。

栄養素推奨される比率の目安停滞期における役割
タンパク質総摂取カロリーの25~35%筋肉の維持・増強、代謝向上、満腹感の持続に不可欠です。不足すると筋肉が分解されやすくなります。
脂質総摂取カロリーの20~30%ホルモンバランスの維持やビタミンの吸収に必要です。質の良い脂質(不飽和脂肪酸)を選び、過剰摂取は避けます。
炭水化物総摂取カロリーの40~50%体の主要なエネルギー源です。低GI食品を選び、血糖値の急上昇を抑えることで、脂肪の蓄積を抑制し、安定したエネルギー供給を促します。

具体的な調整としては、現在の摂取カロリーが基礎代謝量と活動量を合わせた消費カロリーとほぼ同じになっている可能性があります。そこで、摂取カロリーを一時的に100~200kcal程度減らしてみるか、逆に一時的に少し増やして代謝を刺激する「リフィード」という方法も検討できます。PFCバランスの見直しと合わせて、ご自身の体の反応を見ながら調整していくことが重要です。

3.2 効果的なチートデイの取り入れ方

チートデイは、ダイエット停滞期を打破するための心理的、生理的なリフレッシュとして有効な手段です。しかし、無計画に取り入れると逆効果になることもありますので、適切な方法で実践することが大切です。

チートデイの主な目的は、長期間のカロリー制限によって低下した基礎代謝を一時的に高め、停滞した体重の減少を再び促すことです。また、好きなものを食べることで精神的なストレスを軽減し、ダイエットへのモチベーションを維持する効果も期待できます。

効果的なチートデイの取り入れ方としては、以下の点を意識してください。

  • 頻度: 停滞期の期間や個人の体質によりますが、週に1回、または2週間に1回程度を目安に検討します。停滞期に入ってから1~2週間経過し、体重の変動がほとんどない場合に有効です。
  • 内容: 普段我慢している高カロリーな食品や糖質を多く含む食品を摂取しますが、暴飲暴食は避けるようにします。好きなものを適量楽しむことを意識し、翌日以降の食事に影響が出ないように心がけましょう。
  • 翌日の食事: チートデイの翌日は、通常通りのダイエット食に戻すことが非常に重要です。チートデイで増えた体重は、一時的な水分やグリコーゲンの増加であることが多いため、焦らず通常の食事に戻すことで、再び体重が減少していくことが期待できます。

チートデイはあくまで戦略的な休息日であり、ご褒美の日でもあります。計画的に取り入れ、心身のリフレッシュを図りながら停滞期を乗り越えましょう。

3.3 高タンパク質食品と低GI食品の選び方

ダイエット停滞期を打破するためには、筋肉の維持・増強をサポートする高タンパク質食品と、血糖値の急上昇を抑え脂肪蓄積を抑制する低GI食品を意識して選ぶことが重要です。

3.3.1 高タンパク質食品で筋肉をサポート

タンパク質は、筋肉を作るだけでなく、満腹感を持続させ、食事誘発性熱産生を高める働きがあります。これにより、消費カロリーの増加にもつながります。積極的に取り入れたい食品は以下の通りです。

  • 肉類: 鶏むね肉、ささみ、牛もも肉、豚ヒレ肉など、脂身の少ない部位を選びましょう。
  • 魚介類: マグロ、カツオ、サケ、タラ、エビ、イカ、タコなど、種類豊富に摂取できます。
  • 卵: 完全栄養食とも呼ばれ、手軽に良質なタンパク質を摂取できます。
  • 大豆製品: 豆腐、納豆、豆乳、きな粉など、植物性タンパク質源として優秀です。
  • 乳製品: ヨーグルト、カッテージチーズ、低脂肪牛乳など、カルシウムも同時に摂取できます。

調理法も工夫し、蒸す、焼く、煮るなど、油の使用を控えた方法を選んでください。

3.3.2 低GI食品で血糖値コントロール

GI(グリセミック・インデックス)値とは、食品を摂取した際の血糖値の上がりやすさを示す指標です。低GI食品を選ぶことで、血糖値の急上昇を抑え、インスリンの過剰な分泌を防ぎ、結果として脂肪の蓄積を抑制しやすくなります。また、血糖値が緩やかに上昇するため、満腹感が持続しやすくなります。

積極的に取り入れたい低GI食品は以下の通りです。

食品カテゴリー具体的な食品例期待できる効果
主食玄米、全粒粉パン、そば、オートミール、ライ麦パン血糖値の急上昇を抑え、安定したエネルギー供給を促します。食物繊維も豊富です。
野菜ほとんどの葉物野菜、ブロッコリー、きのこ類、海藻類ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、満腹感を高め、腸内環境を整えます。
豆類大豆、ひよこ豆、レンズ豆タンパク質と食物繊維を同時に摂取でき、血糖値の上昇を穏やかにします。
果物ベリー類、リンゴ、ナシ(ただし、摂取量に注意)食物繊維や抗酸化物質を含みますが、果糖の摂取量には気をつけましょう。

これらの食品をバランス良く組み合わせることで、ダイエット停滞期における食事の質を高め、突破への道を切り開くことができます。

4. ダイエット停滞期を乗り越えるその他のポイント

4.1 十分な休息と睡眠の重要性

ダイエット停滞期に陥ると、体はストレスを感じやすくなります。この時期に特に見直していただきたいのが、十分な休息と質の良い睡眠です。睡眠不足は、ダイエットの成果を大きく左右するホルモンバランスに悪影響を及ぼします。

例えば、食欲を増進させるホルモンである「グレリン」の分泌が増え、逆に食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌が減少することが知られています。さらに、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌も高まり、これは脂肪の蓄積を促し、筋肉の分解を招く可能性があります。また、筋肉の修復や脂肪燃焼を助ける成長ホルモンは、深い睡眠中に多く分泌されますので、睡眠の質はダイエット停滞期を乗り越える上で非常に重要な要素となります。

質の良い睡眠をとるためには、以下のポイントを意識してみてください。

項目内容
睡眠時間一般的に、7~8時間程度の睡眠が推奨されています。毎日同じ時間に就寝・起床することを心がけ、体内時計を整えましょう。
寝る前の習慣就寝前のカフェインやアルコールの摂取は控え、スマートフォンやパソコンの画面を見る時間も減らしましょう。代わりに、ぬるめのお風呂に入る、リラックスできる音楽を聴くなど、心身を落ち着かせる習慣を取り入れるのがおすすめです。
寝室環境寝室は暗く、静かで、適切な温度に保ちましょう。快適な寝具を選ぶことも、質の良い睡眠につながります。

十分な休息と質の高い睡眠は、体の回復を促し、ホルモンバランスを整えることで、停滞期の突破を強力にサポートします。無理なく継続できる範囲で、睡眠習慣を見直してみてください。

4.2 モチベーション維持と記録のつけ方

ダイエット停滞期は、努力しているにもかかわらず体重や体脂肪率が減らないため、精神的に最も辛い時期の一つです。この時期にモチベーションを維持することは、目標達成のために不可欠です。

モチベーションを保つために効果的な方法の一つが、日々の記録をつけることです。記録は、自分の努力を客観的に可視化し、小さな変化にも気づくきっかけを与えてくれます。体重や体脂肪率だけでなく、食事内容、トレーニング内容、睡眠時間、その日の気分なども記録することで、停滞期の原因を特定するヒントが見つかることもあります。

記録をつけることで得られるメリットは多岐にわたります。

記録すべき項目得られるメリット
体重・体脂肪率わずかな変化も把握でき、停滞期中でも変動があることを確認できます。長期的なグラフで傾向を掴むことも可能です。
食事内容PFCバランスの偏りや摂取カロリーの過不足がないか、客観的に振り返ることができます。無意識の食べ過ぎや栄養不足に気づくきっかけになります。
トレーニング内容行った筋トレの種目、回数、セット数、使用重量などを記録することで、前回の自分と比較し、成長を実感できます。
睡眠時間・気分体調や精神状態とダイエットの進捗の関連性を見つけることができます。ストレスが食欲に影響していないかなどを把握できます。

記録は、スマートフォンのアプリや手帳、ノートなど、ご自身が続けやすい方法で構いません。記録を定期的に見返すことで、「これだけ頑張っている」という自信につながり、停滞期という困難な時期を乗り越えるための原動力となるでしょう。また、小さな目標を設定し、それを達成するたびに自分を褒めることも、モチベーション維持には非常に有効です。

4.3 パーソナルトレーナーの活用

ダイエット停滞期は、自己流の努力だけではなかなか突破が難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのような時に頼りになるのが、パーソナルトレーナーの存在です。パーソナルトレーナーは、専門知識と経験に基づき、個人の体質や目標に合わせた最適なアプローチを提案してくれます。

特に停滞期においては、トレーニング内容や食事法を微調整することが重要になりますが、その判断は素人には難しいものです。パーソナルトレーナーは、あなたの体の状態やこれまでのダイエット履歴を詳細に分析し、停滞期の原因を特定した上で、効果的な解決策を導き出してくれます。

パーソナルトレーナーを活用することで得られる主なサポートは以下の通りです。

項目詳細
個別プログラム作成あなたの体力レベルや停滞期の状況に合わせて、筋トレメニューや有酸素運動の組み合わせを最適化してくれます。自己流では気づかない、新たな刺激を取り入れることができます。
正しいフォーム指導筋トレの効果を最大化し、怪我のリスクを減らすためには、正しいフォームが不可欠です。トレーナーが直接指導することで、効率的に筋肉を刺激できます。
食事アドバイス停滞期におけるPFCバランスの見直しや、チートデイの適切な取り入れ方など、専門的な視点から具体的な食事指導を受けることができます。
モチベーションサポート停滞期の精神的な辛さを理解し、励ましや進捗の確認を通じて、あなたのモチベーション維持を強力にサポートしてくれます。
停滞期の原因特定これまでのトレーニングや食事の記録を分析し、停滞期に陥った根本的な原因を特定し、それに対する具体的な対策を提案してくれます。

パーソナルトレーナーの活用は、停滞期という壁を効率的かつ安全に乗り越え、ダイエットを成功させるための強力な手段となります。専門家のサポートを得ることで、より確実に目標達成へと近づくことができるでしょう。

5. まとめ

ダイエットの停滞期は、誰にでも訪れる自然なステップです。しかし、適切なアプローチで必ず乗り越えられます。ジムでの筋力トレーニングは、基礎代謝を効果的に向上させ、消費カロリーを増やすことで、停滞期を打破する最も強力な手段の一つとなります。これに加えて、PFCバランスを意識した食事の見直しや、計画的なチートデイの取り入れ、そして十分な休息と睡眠が、停滞期を乗り越え、さらなるダイエット成功へと導く鍵となります。諦めずに、ご紹介した方法を実践し、理想の体を目指しましょう。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

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