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2025.07.12

腰痛

つらい腰痛、運動不足が原因かも?ジムで始める正しいケアと解消法

つらい腰痛、もしかしたら運動不足が原因かもしれません。この記事では、なぜ運動不足が腰痛を引き起こすのかそのメカニズムを詳しく解説します。そして、ジムでの運動が腰痛改善に効果的な理由と、実際に効果が期待できる具体的なトレーニングメニューをご紹介します。ジム選びのポイントや、運動を継続するためのコツ、さらにはジム以外でできる腰痛予防法まで、あなたの腰痛を根本から改善し、快適な毎日を取り戻すための実践的な情報が手に入ります。ジムでの正しい運動は、あなたの腰痛を大きく和らげる助けとなるでしょう。

1. 運動不足が引き起こす腰痛のメカニズムとは

多くの方が悩まされている腰痛ですが、その原因の一つとして「運動不足」が挙げられることをご存じでしょうか。現代社会ではデスクワークやスマートフォンの普及により、座っている時間が長くなりがちです。これにより、私たちの体は本来持っている機能を発揮しにくくなり、腰に負担がかかりやすい状態になってしまいます。ここでは、なぜ運動不足が腰痛を引き起こすのか、そのメカニズムについて詳しく見ていきましょう。

1.1 なぜ運動不足が腰痛につながるのか

運動不足が腰痛につながる主な理由は、体の機能低下にあります。具体的には、以下のようなメカニズムで腰に負担がかかり、痛みとして現れることが多いです。

1.1.1 筋力低下による影響

私たちの体は、骨格を支え、姿勢を保つために多くの筋肉が働いています。特に腰回りの筋肉は、脊柱や骨盤を安定させる上で非常に重要です。運動不足が続くと、これらの筋肉、特に腹筋や背筋、そして体の深部にあるインナーマッスルが衰えてしまいます。筋肉の支えが弱くなると、脊柱や椎間板への負担が直接的に増大し、結果として腰痛を引き起こしやすくなります。また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、特定の筋肉ばかりが使われたり、逆に使われなかったりすることで、筋肉のバランスが崩れ、腰への負担が偏ることもあります。

1.1.2 柔軟性低下による影響

筋肉は、ただ強いだけでなく、しなやかさも重要です。運動不足は、腰周りだけでなく、股関節や太ももの裏(ハムストリングス)などの柔軟性を低下させます。これらの部位の筋肉が硬くなると、前かがみになったり、物を持ち上げたりする際に、本来は分散されるはずの負担が腰に集中してしまいます。例えば、股関節の動きが制限されると、腰を無理に曲げ伸ばしすることで、腰椎や椎間板に過剰なストレスがかかり、痛みの原因となることがあります。

1.1.3 姿勢の悪化と血行不良

筋力と柔軟性の低下は、猫背や反り腰といった不良姿勢を引き起こす大きな要因となります。不良姿勢は、特定の部位に継続的な負担をかけ続けるため、腰痛を慢性化させる原因となります。また、運動不足は全身の血行を悪くします。筋肉への酸素や栄養の供給が滞り、疲労物質が蓄積しやすくなるため、筋肉が硬くなったり、こり固まったりして、痛みを引き起こしやすくなります。血行不良は、筋肉の回復を遅らせ、痛みの悪循環を生み出すことにもつながります。

1.2 腰痛の種類と運動不足との関連性

腰痛には様々な種類がありますが、運動不足が特に深く関連しているのは、原因が特定しにくい「非特異的腰痛」と呼ばれるものです。しかし、特定の原因がある「特異的腰痛」においても、運動不足が症状に影響を与えることがあります。

腰痛の種類主な特徴運動不足との関連性
非特異的腰痛レントゲンやMRIなどの画像検査では明らかな原因が見つからない腰痛。慢性的な腰痛の多くがこれに分類されます。筋力低下、柔軟性不足、姿勢の悪化が主な原因となることが非常に多いです。 日常生活での体の使い方やストレスなども影響します。
特異的腰痛椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、画像検査で原因が特定できる腰痛。運動不足が直接の原因ではありませんが、筋力や柔軟性の不足は、これらの症状を悪化させたり、回復を遅らせたりする要因となることがあります。 安定した体幹が不足していると、腰への負担が増えやすくなります。

このように、運動不足は単に筋力を低下させるだけでなく、体の柔軟性を奪い、姿勢を悪化させ、さらには血行不良を招くことで、腰痛を引き起こす複雑なメカニズムに関与しています。特に、原因がはっきりしない慢性的な腰痛に悩む方は、運動不足がその根本原因である可能性が高いと言えるでしょう。

2. ジムでの運動が腰痛改善に効果的な理由

運動不足が原因で腰痛に悩んでいる方にとって、ジムでの運動は腰痛改善への有効な選択肢となります。自宅での自己流トレーニングでは得られない、専門的な指導や充実した設備が、安全かつ効率的な腰痛ケアを可能にするからです。

2.1 自己流では難しい正しいフォームと専門知識

運動不足を解消しようと自己流で運動を始めると、誤ったフォームや無理な負荷により、かえって腰に負担をかけ、腰痛を悪化させてしまうリスクがあります。特に、腰痛を抱えている状態では、正しい体の使い方を学ぶことが非常に重要です。

ジムには、体の構造や運動生理学に精通した指導者が常駐しています。これらの指導者は、利用者の体の状態や腰痛の原因を丁寧にヒアリングし、一人ひとりに合わせた運動メニューや、腰に負担をかけない正しいフォームを教えてくれます。自己流では気づきにくい体の歪みや癖を指摘し、安全かつ効果的な運動方法を習得できることが、ジムで運動する大きな利点です

専門的な知識を持つ指導者のもとで運動することで、腰への負担を最小限に抑えつつ、効率的に体幹の筋力や柔軟性を高め、腰痛の根本的な改善を目指すことができます。正しいフォームを身につけることは、怪我の予防にもつながり、長期的な健康維持にも役立ちます。

2.2 豊富な設備と多様な運動プログラム

自宅ではなかなか揃えられない多様なトレーニングマシンや器具がジムには豊富に用意されています。これらの設備を活用することで、腰に負担をかけずに安全に筋力を強化したり、柔軟性を高めたりすることが可能です

例えば、特定の筋肉を効率的に鍛えることができるウェイトマシンや、全身運動に適した有酸素運動マシン(トレッドミル、エアロバイクなど)があります。これらのマシンは、関節への負担を軽減しながら、目的の筋肉をピンポイントで鍛えることができるため、腰痛を抱える方でも安心して取り組めます。

また、多くのジムでは、ヨガやピラティス、水中ウォーキングなど、腰痛改善に特化したプログラムやクラスを提供しています。これらのプログラムは、体幹の安定性や柔軟性の向上に焦点を当てており、腰痛の緩和に直接的に貢献します多様な選択肢の中から、ご自身の体力レベルや腰痛の状態に合わせた最適な運動を選べることも、ジムの大きな魅力です。これらの設備やプログラムを組み合わせることで、腰痛改善に必要な体幹の強化、柔軟性の向上、そして全身のバランスを整える運動を総合的に行うことができます。

3. 運動不足による腰痛に効くジムトレーニングメニュー

運動不足が原因で腰痛を抱えている方がジムでトレーニングを行う際、どのようなメニューに取り組むべきか、具体的な内容をご紹介します。闇雲に運動するのではなく、腰痛の改善と予防に特化した効果的なアプローチを理解し、実践することが重要です。

3.1 腰痛改善のための体幹トレーニング

腰痛の多くは、腰を支える体幹の筋肉が衰えていることに起因します。体幹とは、お腹周りや背中、骨盤周りなど、体の中心部分を指します。これらの筋肉を鍛えることで、腰椎への負担を軽減し、姿勢を安定させることができます。

体幹トレーニングは、腹筋や背筋だけでなく、インナーマッスルと呼ばれる深層部の筋肉も意識して行うことが大切です。急に高負荷な運動を行うのではなく、まずは自重で行える基本的なメニューから始め、正しいフォームを習得しましょう。

トレーニング種目主な目的ポイント
プランク腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群など体幹全体の強化頭からかかとまで一直線を保ち、お腹をへこませるように意識します。腰が反ったり、お尻が上がりすぎたりしないように注意してください。
サイドプランク腹斜筋、中臀筋など体幹側面の強化横向きになり、肘と足の側面で体を支えます。体側が一直線になるように保ち、腰が落ちないように意識します。
バードドッグ体幹の安定性、バランス能力の向上四つん這いの姿勢から、対角線上の手足をゆっくりと伸ばします。腰が反ったり、体が揺れたりしないように、体幹を安定させながら行います。
ドローイン腹横筋の活性化、腹圧の向上仰向けに寝て膝を立て、息を吐きながらお腹を最大限にへこませ、その状態を数秒間キープします。日常生活でも意識的に行うことで効果が高まります。

3.2 腰回りの柔軟性を高めるストレッチ

腰痛の原因の一つに、股関節や太もも、お尻周りの筋肉の硬さがあります。これらの筋肉が硬くなると、腰への負担が増大し、腰痛を引き起こしやすくなります。ジムでのトレーニング前後や、自宅でも積極的にストレッチを取り入れることで、筋肉の柔軟性を高め、腰痛の緩和と予防につながります。

ストレッチは、筋肉が伸びていることを感じながら、呼吸を止めずに行うことが大切です。無理に伸ばしすぎると筋肉を痛める可能性があるため、心地よい範囲でゆっくりと行いましょう。

ストレッチ種目主な目的ポイント
股関節屈筋群(腸腰筋)ストレッチ硬くなりがちな股関節前側の筋肉を伸ばす片膝立ちになり、後ろ足の股関節を前に押し出すように体重を移動させます。腰が反らないように、お腹を軽く引き締めます。
ハムストリングス(太もも裏)ストレッチ骨盤の傾きに影響する太もも裏の筋肉を伸ばす仰向けに寝て片足を上げ、膝を軽く曲げたまま、太ももの裏側が伸びるようにゆっくりと引き寄せます。
大臀筋(お尻)ストレッチ坐骨神経痛などにも関連するお尻の筋肉を伸ばす仰向けに寝て片膝を立て、もう片方の足をその膝の上に乗せ、両手で立てた膝を胸に引き寄せます。お尻の外側が伸びるのを感じます。
脊柱回旋ストレッチ背骨の柔軟性を高め、腰の可動域を広げる仰向けに寝て両膝を立て、両膝を揃えたままゆっくりと左右に倒します。肩が床から浮かないように意識します。

3.3 全身の筋力アップと有酸素運動

腰痛改善には、体幹や股関節周りの筋肉だけでなく、全身のバランスの取れた筋力アップも欠かせません。特に下半身の筋力は、日常生活での動作を支え、腰への負担を軽減する上で重要です。また、有酸素運動は、血行促進や体重管理、ストレス軽減にもつながり、腰痛予防に効果的です。

ジムには多様なマシンや設備があるため、ご自身の体力レベルや腰の状態に合わせて、無理なく取り組める運動を選びましょう。専門のトレーナーに相談し、ご自身に合った最適なメニューを組んでもらうことをお勧めします。

運動の種類主な目的ポイント
筋力アップトレーニング(下半身中心)
レッグプレス大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋など下半身全体の強化シートの角度や足の置き方で負荷が変わります。膝とつま先が同じ方向を向くように意識し、腰が浮かないように注意して行います。
ヒップアブダクション・アダクション股関節の外転筋・内転筋の強化(骨盤の安定性向上)軽めの負荷から始め、股関節の動きを意識してゆっくりと行います。腰が反ったり、体が傾いたりしないように注意します。
ラットプルダウン広背筋など背中全体の強化(姿勢改善)猫背になりがちな姿勢を改善し、腰への負担を軽減します。肩甲骨を寄せるように意識し、腰を反りすぎないように注意します。
有酸素運動
ウォーキング(トレッドミル)全身の血行促進、体力向上、体重管理傾斜をつけすぎず、無理のない速度から始めます。正しい姿勢を意識し、かかとから着地してつま先で蹴り出すように歩きます。
エアロバイク(フィットネスバイク)膝や腰への負担が少ない有酸素運動サドルの高さを適切に調整し、膝に負担がかからないようにします。一定のリズムでペダルを漕ぎ、心拍数を意識して行います。
クロストレーナー全身運動、関節への衝撃が少ない手と足の連動した動きで全身を効率よく動かせます。腰を反りすぎず、体幹を意識して行います。

3.4 運動を始める前に知っておきたい注意点

腰痛改善のためにジムでの運動を始める際には、いくつかの重要な注意点があります。安全かつ効果的にトレーニングを進めるために、以下の点に留意してください。

  • 専門家への相談: 現在腰痛がある場合は、運動を始める前に必ず専門のトレーナーに相談し、ご自身の腰の状態を伝えてください。必要であれば、運動を始める前に専門家のアドバイスを仰ぐことも検討しましょう。
  • 無理のない範囲で始める: 最初から高負荷なトレーニングを行わず、ご自身の体力レベルや痛みの程度に合わせて、軽めの負荷や短い時間から始めます。徐々に運動量や強度を上げていくことが、継続と効果につながります。
  • 痛みが悪化したら中止: 運動中に腰の痛みが増したり、新たな痛みを感じたりした場合は、すぐに運動を中止してください。無理を続けると、かえって症状が悪化する可能性があります。
  • ウォームアップとクールダウン: 運動前には必ずウォームアップで体を温め、運動後にはクールダウンで筋肉をゆっくりと伸ばしましょう。これにより、怪我の予防や疲労回復を促します。
  • 正しいフォームの習得: 自己流で行わず、ジムのトレーナーに正しいフォームを教えてもらいましょう。誤ったフォームは、腰に余計な負担をかけ、腰痛を悪化させる原因となります。
  • 水分補給: 運動中はこまめに水分を補給し、脱水症状を防ぎましょう。

これらの注意点を守りながら、計画的にトレーニングを進めることで、運動不足による腰痛の改善と、健康的な体作りを目指すことができます。

4. ジム選びのポイントと継続するためのコツ

運動不足による腰痛を改善するためにジムでの運動を始めることは、非常に効果的な選択肢です。しかし、数多くあるジムの中から自分に合った場所を選び、運動習慣を継続させるためにはいくつかのポイントがあります。ここでは、腰痛を持つ方が安心して通え、効果を実感できるジム選びのコツと、運動を長く続けるための工夫について詳しくご紹介します。

4.1 腰痛ケアに特化したジムやプログラムを選ぶ

一般的なフィットネスクラブでも運動はできますが、腰痛をお持ちの場合は、腰痛ケアに特化したプログラムや専門知識を持つトレーナーがいるジムを選ぶことが大切です。自己流の運動は、かえって腰に負担をかけ、症状を悪化させる可能性もあります。体験レッスンや見学を活用し、ご自身の状態に合った指導が受けられるかを確認しましょう。

確認項目具体的なポイント
専門性腰痛改善や姿勢改善に特化したプログラムがあるか、専門的な知識を持ったトレーナーがいるかを確認してください。
指導形式パーソナルトレーニングや少人数制のクラスがあり、個別の状態に合わせた指導を受けられる環境かを確認しましょう。
設備腰に負担の少ないマシンや、体幹トレーニング、ストレッチに適した設備が充実しているかを確認してください。
体験・見学入会前に体験レッスンや見学を利用し、施設の雰囲気やトレーナーの指導方法を実際に確かめることをおすすめします。

特に、腰痛の症状は人それぞれ異なるため、個別のカウンセリングを通じて、あなたの腰痛の原因や状態を理解し、適切な運動プランを提案してくれる場所を選びましょう。

4.2 トレーナーの質とサポート体制を確認する

ジムでの運動が成功するかどうかは、トレーナーの質に大きく左右されます。特に腰痛を抱えている場合、正しいフォームや負荷の見極めは非常に重要です。トレーナーが解剖学や運動生理学の知識を持ち、腰痛を持つ方への指導経験が豊富であるかを確認することが大切です。

確認項目具体的なポイント
専門知識と経験腰痛を持つ方への指導経験が豊富か、運動生理学や体の構造に関する深い知識があるかを確認してください。
カウンセリング能力あなたの腰痛の状態や目標を丁寧に聞き取り、それに基づいた運動プランを具体的に提案してくれるかを確認しましょう。
指導の丁寧さ正しいフォームを分かりやすく指導し、無理なく続けられるよう適切なアドバイスをくれるか、コミュニケーションの取りやすさも重要です。
サポート体制運動中の疑問や不安に寄り添い、継続的なモチベーション維持をサポートしてくれる体制が整っているかを確認してください。

トレーナーとの相性も継続の鍵となりますので、体験レッスンなどを通じて、実際に指導を受けてみることをおすすめします。疑問に思ったことは遠慮なく質問し、納得した上で入会を検討しましょう。

4.3 無理なく通える立地と料金プラン

どんなに良いジムでも、通い続けることができなければ意味がありません。ジム選びにおいては、立地や営業時間、そして料金プランがご自身のライフスタイルに合っているかどうかも重要なポイントです。通いやすさは、運動習慣を定着させる上で非常に大きな要素となります。

確認項目具体的なポイント
立地とアクセス自宅や職場から無理なく通える距離にあるか、公共交通機関でのアクセスや駐車場の有無を確認してください。
営業時間ご自身のライフスタイルに合わせて、利用したい時間帯に営業しているか、予約が取りやすいかを確認しましょう。
料金プラン月会費、入会金、その他オプション料金など、料金体系が明確で、ご自身の予算に合ったプランがあるかを確認してください。
施設環境清潔感があり、快適に利用できる設備が整っているか、シャワーやロッカーなどの付帯設備も確認しておきましょう。

料金プランは、短期的な視点だけでなく、長期的に継続した場合の費用も考慮して比較検討すると良いでしょう。無理なく支払い続けられる料金であることも、継続のための大切な条件です。

4.4 運動習慣を定着させるための工夫

ジムに入会したものの、なかなか運動が続かないという方も少なくありません。運動不足による腰痛を根本的に改善するためには、一時的な運動ではなく、継続的な運動習慣を身につけることが不可欠です。ここでは、運動を長く続けるための具体的な工夫をご紹介します。

確認項目具体的なポイント
目標設定「週に2回ジムに行く」「体幹トレーニングを10分行う」など、具体的で達成可能な小さな目標を設定し、達成感を積み重ねましょう。
運動記録運動した日や内容、体の変化などを記録することで、モチベーションの維持や達成度の確認に役立ちます。
無理のない範囲で最初から飛ばしすぎず、体と相談しながら徐々に運動量や強度を上げていきましょう。無理は怪我や挫折の原因になります。
楽しみを見つける好きな音楽を聴きながら運動する、新しいトレーニングに挑戦するなど、運動自体を楽しむ工夫を見つけると継続しやすくなります。
仲間やトレーナーとの交流一緒に頑張る仲間を見つけたり、トレーナーとの定期的なコミュニケーションを通じて、モチベーションを維持することも有効です。

運動を「義務」ではなく「生活の一部」として捉えることが、習慣化への第一歩です。腰痛が改善し、体が軽くなる実感は、何よりも大きなモチベーションとなるでしょう。

5. ジム以外でもできる運動不足解消と腰痛予防

ジムに通うことが難しい場合や、ジムでの運動と並行して日常生活でできる腰痛予防・解消法も数多く存在します。日々のちょっとした意識や習慣が、腰への負担を大きく軽減し、腰痛の再発を防ぐことにつながります。

5.1 日常生活で意識したい正しい姿勢と座り方

私たちの体は、日常生活における姿勢や動作に大きく影響されます。特に座っている時間が長い現代において、正しい姿勢を意識することは腰痛予防の基本です。

5.1.1 正しい立ち方

立つときは、耳、肩、股関節、くるぶしが一直線になるように意識してください。お腹を軽く引き締め、背筋を伸ばしすぎず、自然なS字カーブを保つことが大切です。片足に重心をかけすぎず、両足に均等に体重を分散させましょう。

5.1.2 正しい座り方

椅子に座るときは、深く腰掛け、骨盤を立てるように意識してください。背もたれは腰を支えるために活用し、背中が丸まらないように注意します。パソコン作業などでは、モニターの高さは目線と同じかやや下になるように調整し、腕が自然な位置でキーボードやマウスに届くようにしましょう。足を組む癖がある方は、意識的にやめるようにしてください。

5.1.3 正しい寝方

睡眠中の姿勢も腰痛に影響を与えます。仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを入れて、腰の反りを軽減させると楽になります。横向きで寝る場合は、膝を軽く曲げ、膝の間にクッションを挟むと、骨盤の歪みを防ぎ、腰への負担を減らすことができます。ご自身に合った枕とマットレスを選ぶことも重要です。

5.2 自宅でできる簡単なストレッチとエクササイズ

自宅で手軽にできるストレッチやエクササイズを取り入れることで、腰回りの柔軟性を高め、体幹を強化し、腰痛の緩和や予防につなげることができます。無理のない範囲で毎日続けることが大切です。

5.2.1 腰痛改善のためのストレッチ

特に固まりやすい股関節周りや太ももの裏側、そして背中の筋肉を重点的に伸ばしましょう。血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。

ストレッチ名目的部位ポイント
猫のポーズ(キャット&カウ)背中、体幹四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、息を吸いながら背中を反らせます。腰だけでなく背骨全体を意識してください。
お尻のストレッチ(仰向け)お尻(大臀筋、梨状筋)仰向けに寝て片膝を立て、もう片方の足首を立てた膝に乗せます。立てた膝を胸に引き寄せ、お尻の伸びを感じます。
ハムストリングスストレッチ太もも裏座って片足を前に伸ばし、つま先を天井に向けます。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと体を前に倒し、太ももの裏の伸びを感じます。
股関節前面ストレッチ股関節前面(腸腰筋)片膝立ちになり、前の足に重心をかけ、後ろの足の股関節前面が伸びるのを感じます。骨盤を前傾させないように注意します。

5.2.2 腰痛改善のためのエクササイズ

体幹のインナーマッスルを鍛えることで、腰を安定させ、負担を軽減します。無理のない範囲で、正しいフォームで行うことが重要です。

エクササイズ名目的部位ポイント
ドローイン腹横筋(体幹インナーマッスル)仰向けに寝て膝を立て、息を吐きながらお腹をへこませ、その状態をキープします。呼吸は止めずに続けましょう。
ブリッジお尻(大臀筋)、脊柱起立筋仰向けに寝て膝を立て、お尻をゆっくりと持ち上げます。肩から膝までが一直線になるように意識し、お尻を強く締めましょう。
プランク体幹全体うつ伏せから肘とつま先で体を支え、頭からかかとまで一直線を保ちます。お腹が落ちたり、お尻が上がりすぎたりしないように注意します。

5.3 バランスの取れた食事と十分な睡眠

運動だけでなく、日々の食事と睡眠も腰痛予防には欠かせない要素です。体の中から健康をサポートし、疲労回復を促すことで、腰痛の改善につながります。

5.3.1 腰痛に良いとされる食事のポイント

筋肉や骨の健康を保つ栄養素を積極的に摂取しましょう。また、体内の炎症を抑える効果が期待できる食品もおすすめです。

  • タンパク質:筋肉の材料となるため、肉、魚、卵、大豆製品などをバランス良く摂りましょう。
  • カルシウムとビタミンD:骨の健康維持に不可欠です。牛乳、小魚、きのこ類などを意識して摂ってください。
  • 抗炎症作用のある栄養素:青魚に含まれるDHAやEPA、緑黄色野菜や果物に含まれるポリフェノールなどは、体内の炎症を抑える働きが期待できます。
  • 食物繊維と発酵食品:腸内環境を整えることで、栄養の吸収率を高め、全身の健康に寄与します。

5.3.2 質の良い睡眠で体を回復させる

睡眠は、日中の活動で疲労した体を回復させ、筋肉の修復を促す大切な時間です。十分な睡眠時間を確保し、質の良い睡眠を心がけましょう。

  • 寝る前のリラックス:入浴や軽いストレッチ、読書などで心身をリラックスさせましょう。
  • 寝室環境の整備:適切な室温、湿度、暗さを保ち、静かで落ち着ける空間を作りましょう。
  • 就寝前のカフェインやアルコール摂取を控える:睡眠の質を低下させる可能性があります。

これらの自宅でできるケアと、ジムでの専門的なトレーニングを組み合わせることで、より効果的に運動不足による腰痛を解消し、再発を防ぐことができるでしょう。

6. まとめ

つらい腰痛の原因が運動不足にある場合、適切な運動は症状改善の鍵となります。特にジムでのトレーニングは、専門的な知識を持つトレーナーの指導のもと、正しいフォームで体幹を強化し、柔軟性を高めることで、腰への負担を軽減し、根本的な解決に繋がります。豊富な設備と多様なプログラムを活用し、体幹トレーニング、ストレッチ、有酸素運動をバランス良く取り入れることが、腰痛改善に効果的です。

腰痛ケアに特化したジム選びや、継続しやすい環境を整えることも大切ですが、何よりも大切なのは、無理なく運動を習慣化することです。日常生活での姿勢改善や自宅での簡単なエクササイズも併用し、多角的に腰痛と向き合いましょう。

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